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デバイスレビュー:Surface Pro 2

執筆者: しげ

最終更新: 5/9/2021

Surface Pro 2とは

日本国内では2013年10月25日に販売が開始されたMicrosoft純正の2-in-1タブレット,それがSurface Pro 2というマシンである.詳細なスペックはhttps://www.itmedia.co.jp/pcuser/articles/1311/26/news036_6.htmlを参照されたい.

スペックどうなん?

CPUはIntel Core i5-4200UまたはIntel Core i5-4300Uを搭載しており,軽快に動作する.どちらも2コア4スレッドで動作するIntel第4世代UシリーズのCPUである.
メモリは4GBモデルと8GBモデルがあり,4GBモデルであってもストレージがSSDになっているため,メモリ不足となってもそこまで動作速度が低下するようには感じない.Unityなども4GBモデルで十分動作することを確認している.ストレージは128GBモデルはやはり少ない.256GBモデル以上が余裕を持って使えるだろう.
無線LANはIEEE802.11acには対応していない.これがこのデバイスの惜しいところであろう.IEEE802.11acは6.9Gbpsもの速度で通信できるが,その一つ前の規格であるIEEE802.11nの最大転送速度は600Mbpsと約1/10である.Bluetoothは4.0とこの時代のデバイスとしては一般的だろう.
解像度は1920×1080ドットとなっており,16:9のデバイスを求めている人にとっては格好のデバイスと言える.私も16:9信者なので,これは非常に嬉しい点である.画面サイズは10.6型ワイドでありSurfaceとしては標準的なサイズである.現行のSurface Pro 7などと比べるとやや小さめに感じる.
バッテリー駆動時間は約6.4時間だ.Surface Pro 2は,前世代の初代Surface Proの4時間に比べると大きく躍進している.これはIntel第4世代CPUがIntel第3世代CPUに比べて省電力化が進んでいるからである.なお,Intel Core i5-4300U搭載モデルは性能と引き換えにバッテリー駆動時間が犠牲になっているように感じた.
インタフェースは必要最低限揃っている.なお,Surface Pro 2は設計の都合上USB3.0ポートが左側面に来るようになっており,ここはSurface Pro 3以降とは異なる仕様となっている.またmicroSDXCカードスロットも側面の見える位置についている.
Surface Pro 2は2-in-1タブレット端末であるため,タッチパネルを搭載しており10点タッチに対応している.またWacom製のデジタイザを搭載しており,ペンも標準付属している.筆圧は4096段階検知となっている.このペンはSurface Pro 3以降のデバイスとは互換性がない.
重量は907グラムとかなり重めではある.現行のSurface Proシリーズと比べると明らかに重量感を感じる.手に持ったまま使う用途には向いていない.どちらかと言えばキックスタンドで立てて使用することになるだろう.キックスタンドは2段階の角度で停止できるようになっており,フリーストップにはなっていない.
排熱は十分考えられており,高負荷時でもファンにより排熱できる.また,厚さが確保されたデバイスであるため背面のチタニウムパネルからもかなりを放熱できているようだ.長時間の負荷にも耐えられるデバイスとなっている.

実際の使い心地は?

特に大きな不満はない.素の状態のWindows 8.1であれば高速に動作する.Windows 8.1は軽量なOSであるので起動がとても早く,現行のSurface Proシリーズと比べても遜色ない起動速度を見せてくれる.デジタイザも高精度に・高速に追従する.現行のSurface Penとは異なり,細い軽量なペンとなっている.
画面の解像度はフルHDなので,Intel HD Graphics 4400でも処理できている.ただデュアルディスプレイにするのはやや辛そうであった.Surfaceは高級タブレットなので,そこらの安物タブレットにありがちな音圧が出ないタブレットというわけではなく,立体音響をONにすれば,迫力のサウンドが楽しめるデバイスとなっている.古いデバイスではあるが,Core m3のモデルなどの安物Surfaceよりは高速に動作する.

新たな活用方法

Surface Pro 2には一風変わった活用方法がある.それはWindows以外のOSを走行させられることである.UEFI BIOSよりSecure Bootを無効にし,他のOSをブートさせることができる.なお,これらの活用方法は保証対象外となるため,自己責任で.

Android

Surface Pro 2ではAndroid-x86をブートさせることができる.これはIntel x86アーキテクチャCPU向けのAndroidとなっている.このSurface Pro 2のすごいところは,全てデフォルトのドライバでAndroidが動作する.タッチパネルやペン,各種ボタンやトラックパッドまで完全に動作する.Wi-Fiだけやや不安定な印象がある(サスペンドに失敗してるっぽい?).安物のAndroidタブレットを買うよりも確実に,高性能なAndroidタブレットを手に入れることができる.なお,このSurface Pro 2のAndroid環境で,音ゲー「VIVACE」は開発されています.またGeekbench 5などのベンチマークでは,Android OSとWindows OSによるベンチマーク結果の差がないということを証明したデバイスでもある.

Ubuntu(Linux)

Surface Pro 2でUbuntuをブートすることで,ネイティブなLinuxマシンとして使用可能である.Androidと同様,全てデフォルトのドライバで動作する.なお,ふぉ氏がそのデバイスを使用しているので詳しい説明はふぉ氏に任せるとしよう.
最近のUbuntu 20.04.2などではソフトウェアキーボードが搭載され,よりタブレットを意識したOSの仕様になっていて,Surfaceでも使用しやすくなっている.

どんな用途におすすめ?

  • とにかく安くそこそこの性能のデバイスが欲しい人
  • フルHD・16:9のタブレットを求めている人
  • Linux OSが入った開発機を自分で用意してみたい人
  • いい感じのAndroidタブレットデバイスを見つけるのに苦労している人
  • セカンドマシンを探している人

2021年4月の中古相場は2-3万円となっています.お求めやすい価格なので興味のある人は是非.
以上,ありがとうございました.次回はSurface Pro 3のレビューを予定しています.

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