トップ画像
MacにUbuntuを入れてトリプルブートにしよう!

執筆者: sasigume

最終更新: 8/19/2021



さしぐめです。今日はMacBook Proがボロくなってきたので、Ubuntuを入れてトリプルブートにします。(BootcampでWindows入れてるので、トリプル)

Ubuntuを入れるメリット

潔癖症macOSからの解放

macOSはセキュリティ気にしすぎて病んでるので、嫌になるんですよ。

開発者が確認できないアプリを「ゴミ箱に入れますか?」とか言ってくるのは、やりすぎだと思います。

コマンドを嫌でも覚えられる

サーバーいじる時にいちいちコマンドググってる時期があったんですが、クライアントもLinuxにしてしまえば、嫌でもコマンド使うことになります。

用意したもの

以下の説明はLate 2016の場合のもので、仕様が近い2017なら同じ手順が使えます。
それより新しい機種の場合は後半の部分が違います。M1は知りません。

  • MacBook Pro Late 2016 (Touch Bar)
  • USBメモリ16GB
  • Type-CのUSBハブ
  • Type-C to 3.5mmのアダプタ
  • USBマウスまたはD U A L S H O C K 4 (詳細は後述)


参考


1-パーティション


ディスクユーティリティでパーティションを作ります。Bootcampで128GB使ってて(ギリギリAPEXが入る)きついので、16GBで我慢しましょうか。フォーマットはMS-DOSで。

2-インストールメディアの作成

ISO

https://ubuntu.com/download/desktop

ここからISOをダウンロードします。実はUbuntuって神戸の理研のサーバーにミラーがあるんですが、回線が遅すぎたのでubuntu.comの方がよっぽど早いです。

焼く


適当なUSBメモリをexFATGUID でフォーマットしてください。

https://www.balena.io/etcher/

Balena EtcherというアプリでISOを焼きます。(これじゃなくていいと思うけど、Ubuntu公式が推してた)

3-SIP無効化

MacのSystem Integrity Protection (SIP)を無効化します。
Cmd + R 押しながらMacを起動し、リカバリOSで「ユーティリティ」→「ターミナル」

$ csrutil disable
$ reboot


これでインストールの準備ができました。

4-インストール

option 押しながら起動して、黄色い「EFI Boot」を選びます。

Ubuntuが起動するんですが、トラックパッドが使えないと思います。


そこでD U A L S H O C K 4を使います。タッチパッドがマウスの代わりになるんですよ!!

すいませんふざけました。USBマウスでいいです。ただ、マウスがなかったので代用しました。

動作確認したら、デスクトップのUbuntuインストーラーを開きます。先ほど作ったパーティションにインストールします。

Libre OfficeなんてGoogleのやつで代用できますから、ミニマルインストールでいいと思います。(Libre Office使ってる人いるの?)

5-rEFIndのインストール

https://sourceforge.net/projects/refind/

option 押さなくてもOSを選べるようにします。ダウンロードした中のrefind-install をターミナルにドラッグして実行してください。


以降は起動のたびにこれが出てきます。ださ。

https://qiita.com/yoko-yan/items/8dbce7e6767e3eff4a5e

後でテーマ変えましょう。Ubuntuを選んで起動。

6-自分のMacの機種IDを確認する

https://support.apple.com/ja-jp/HT201300

MacBook/MacBook Proには「機種ID」ってのがあるんですが、これが非常にわかりずらい。

例えばMacBookPro17,1 は2020年のM1モデルのこと。は???



しかし、GitHubのLinux関連の投稿は皆「ID」で書かれてるから、調べないとしょうがないんですよ。私のMBPはMacBookPro13.2 でした。

7-Wi-Fiを修正する

MacBookPro13,2はおそらくWi-Fiが動かない、というか繋がらないので、以下の手順で修正します。

https://bugzilla.kernel.org/show_bug.cgi?id=193121#c52

こちらに有志が作ってくれた修正ファイルがあります。これを/lib/firmware/brcm/brcmfmac43602-pcie.txtに置きます。

次に、Wi-Fi設定でアクセスポイントの設定画面からMACアドレスを確認してください。

先ほどのファイルを編集します。macaddr=xx:xx:xx:xx:xx:xxの部分に自分のMACアドレスを入れてください。

これで再起動すれば、Wi-Fiが直ると思います。

一応やったこと: b43ファームウェアの手動インストール


https://askubuntu.com/a/730813

これでうまくいかない場合は、上記リンクの方法でファームウェアを自分で入れてください。USBメモリにdebとtar.bz2を入れて移せばいいのです。

8-トラックパッドとTouch Barのドライバを入れる

https://gist.github.com/roadrunner2/1289542a748d9a104e7baec6a92f9cd7

MacBookPro13,2なので、以降は上記チュートリアルに従っていきます。

applespi などのドライバーを入れるんですが、その前に先に設定を変えておきます。

# libinput-toolsは後で使うのでsasigumeが追加
$ sudo apt install git kernel-devel dkms libinput-tools
$ cat <<EOF | sudo tee -a /etc/initramfs-tools/modules
# ドライバー追加 参考: https://gist.github.com/roadrunner2/1289542a748d9a104e7baec6a92f9cd7
applespi
apple-ib-tb
intel_lpss_pci
spi_pxa2xx_platform
EOF


cat <<EOF はヒアドキュメントと言って、エディタ使わずに複数行かけます。

$ git clone https://github.com/roadrunner2/macbook12-spi-driver.git
# クローンできたら
$ pushd macbook12-spi-driver
$ git checkout touchbar-driver-hid-driver
$ sudo ln -s `pwd` /usr/src/applespi-0.1
$ sudo dkms install applespi/0.1
# 離脱
$ popd


これでドライバーが入りました。

9-設定を上書きしてタッチバーを有効化


あとは入力関連のものを入れます。

$ libinput --version


libinput がバージョン1.12以降なら、以下の作業が必要です。

https://gist.github.com/roadrunner2/1289542a748d9a104e7baec6a92f9cd7#file-local-overrides-quirks

上記の設定ファイルをホームにおいてください。

$ sudo cp local-overrides.quirks /etc/libinput/local-overrides.quirks


これで再起動すればタッチバーが使えるはずです。あと、トラックパッドも直っています。



かなり再現度高いというか、ここまで自然に使えるようになるとは思ってませんでした。

10-音を聴くには


(机が汚ねえ!)

内臓のイヤホンジャックは何も聞こえないので、USB経由で音を出します。

最近のiPad Pro/Air用のイヤホン変換するやつがそのまま使えます。

11-ファンの回し方

ファンが回ってなくて不安なので、常時回しましょう。

$ sudo apt install lm-sensors macfanctl
$ sudo nano /etc/macfanctl.conf


これでファンの設定が出てきます。最小回転数を2500とか3000にすれば熱は心配いらないと思います。

$ sensors


このコマンドで回転数を確認できます。

まとめ

以上、MacBookProにUbuntuを入れる方法でした。WiFiやドライバーがちょっとめんどくさいですが、全部コマンドで済むので、覚えれば楽だと思います。

取得に失敗しました

2021年度 入部

Twitter GitHub YouTube