
執筆者: KOUTA
最終更新: 2025/09/20
・前置き
この記事では、筆者が「実践プログラミング」という講義でチーム開発を行う際にチームリーダーを経験した際に得た、チームリーダーとしてどのように立ち回ると開発が上手く回るかという知見を記していく。まず「実践プログラミング」とは何か知らない方に向けての説明をする。「実践プログラミング」とは弊学工学部情報系学科の生徒が受講できる(と思われる)講義のことである。この講義は数年前から始まった比較的新しいもので、3回生が受講できる。(来年からは少し仕様が変わるかもしれないが)内容は講義名の通り実践的なプログラミングを行う。実践的なプログラミングとはズバリ、「チーム開発」のことである。これから将来何かを制作する際も1人ですべてを作り上げることは少なく、基本複数人での共同作業となると考えられる。「実践プログラミング」はそのようなチーム開発の経験が積める貴重な講義である。特に教授からあれを作れこれを作れといった指示があるわけではなく、始めにアンケートに答え、それによってうまく振り分けられたチームで何を作るかを決めて制作していき、最終的には発表会で成果を発表するといった流れだ。例年ではゲームを制作する班が多いが、アプリなどを作っても良いので本当の意味で自由であるといえるだろう。
そんな「実践プログラミング」でチーム開発を経験した私がリーダーとしてふるまう際に大事だなと感じたことを列挙していこうと思う。ちなみに私の班(メンバーは計5人)はブラウザゲームを制作した。
・目次
・議事録を上手くまとめるべし
・メンバーのアイデア、発言にしっかり反応するべし
・進捗をしっかり報告させ、自分の進捗も見せるべし
・素材をどこから持ってきたかをしっかりメモするべし
・意見を出しやすい環境を整え、全員に話を振るべし
・議事録を上手くまとめるべし
チーム内会議を何度も行うと思うが、その際には必ずCosense(旧Scrapbox)などで議事録をまとめる。何について話し合ったか、何を決定したか、誰かがこぼしたアイデア、それに対する反応... などとできるだけ網羅して簡潔にまとめていく。そしてチームメンバーが見返しても各々がこれから何をすべきなのかわかるようにしっかりと議事録内に書き残していくことが重要である。チームリーダーは責任感によって会議で話した内容を結構覚えていたりするのだが、メンバーが覚えていなかったり理解できていなかったりそもそも聞き漏らしていたりする。そういう認識のずれをできるだけ少なくするために丁寧な議事録は必須だと感じた。



・メンバーのアイデア、発言にしっかり反応するべし
会議でメンバーが何かアイデアを挙げてくれた時、チャットで進捗を報告してくれた時などはチームリーダーが率先してリアクションをしてやるべきだと感じた。せっかく勇気を出してアイデアを出したのに、また作業が進んで新機能が追加出来たのにそれに対する反応が薄いとその後のモチベーションに影響を及ぼしてしまうし、ちょっと寂しい。活動を活発にさせるためにもチームリーダーが率先してリアクションを取る。内容に問題がなければしっかり肯定的なコメントをしてあげるべきだし、何か違うと感じたら共感しつつ指摘する。(棘のあるコメントにならないように注意)そうやっていくことで次第にメンバー間同士でのリアクションも増えていき、よりよい活動が見込めると感じた。

・進捗をしっかり報告させ、自分の進捗も見せるべし
会議で「これを作る」と決めたはいいものの、数日たってもチームチャットの活動がゼロだと他の人が何しているのかがわかりにくくなり、不安感が膨れ上がってしまう。作業が進んでいても進んでいなくても兎にも角にも今の状況及び進捗を聞くこと、そしてチームリーダー自身が進捗を公開することが大事だと感じた。進捗の報告が活発だと、共に作り上げている一体感が生まれ、モチベーションの維持につながり、チームのタスク管理も行いやすくなる。チームのタスク管理が行いやすくなると、やることが無くなって持て余している人を有効活用できるし、これからの作業計画も立てやすくなる。
・素材をどこから持ってきたかをしっかりメモするべし
これはチームリーダーと関係あるかはわからないが、素材(ゲーム制作であればグラフィックや音楽など)をどこからダウンロードしてきたかを議事録などにしっかりまとめておくべきである。物を作り進めてから「この素材ってどこから持ってきたものだっけ」と思ってときにはすでに出自不明になってしまうリスクがあり、後々に面倒になる可能性がある。主に制作物が完成して何かコンテストに応募する際に著作権周りの確認は必須で、全員気を付けるべきだがチームリーダーは責任をもって管理するべきだ。

・意見を出しやすい環境を整え、全員に話を振るべし
とにかくアイデアを一つでも多くひねり出すためにメンバー全員が意見を言いやすい環境を整える意識が大切だと感じた。アイデアはあるけど手を挙げて発表するのが恥ずかしいと思う人も必ずいるので、リーダーが話を振って意見をアウトプットさせる必要がある。何気ないアイデアでもそこから連想して何かを思いつくかもしれないからである。対面で意見が出にくい場合はCosenseにアイデアを箇条書きでどんどん書いてもらう方向性でも可。リーダーが話の流れを引っ張っていく姿勢が大切だと思った。
・最後に
これだけ偉そうに語っておきながら筆者は何回もチーム開発を経験した歴戦の猛者というわけではないので、あくまで一個人のつぶやき程度に捉えておいてほしいが、この記事が何かの助けになれば幸いだ。
この人が書いた記事