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美少女に憑依したい!!!

執筆者: FF

最終更新: 2021/08/27

2021年技術記事:1位
2021年おもしろ記事:2位

こんにちは。FFです。
突然ですが、美少女になりたくないですか?誰しもが美少女になりたいと思っているはずです。
ということで美少女に憑依してみようと思います。
作戦はこうです。

お絵描きソフトとLive2dを使用して美少女を生成する。→Vtube studioを使って美少女に憑依する。

簡単そうですね!やっていきましょう!!!

衣装デザインの案出しと下書きの作製


oucrc公式キャラの言十ちゃんをお借りしました。青グラデかわいい。せっかくなので衣装デザインを考えてみます。
実は、数日前3Dモデル用の衣装デザインを考えていました。電算研のキャラクターということで、サイバーな感じを目指しました。ロゴの髪飾りとUSBのネックレス、白パーカーの要素は残して、ソシャゲキャラっぽく。電子の海を泳いでそうな感じ。



前回のデザインは「非存在」という感じだったので、今回は等身大の女の子感を目指していきたいと思います。
デザイン案を描きましょう!
素体を描いて、ラフを描いて、色を置いてみて…。



できました!
前回と同じく、髪飾りとネックレス、白パーカーの要素を残して、今回は学園モノのヒロインっぽい感じに!(大学のサークルのキャラなのに高校生?って言われたけど無視しました。)
今回はアイドルマスターシャイニーカラーズっぽい絵柄を目指して描きました。シャニマスの絵柄は万人受けするイメージがあります。
案出しだけのつもりだったんですが、迷いなく描けちゃったのでそのまま下書きとして使っちゃいましょう!
余談:サイズは縦6559px横3217pxで解像度が350dpiです。いつも描いてる4倍くらいデカい。今更知ったのですが、解像度は色付きなら350dpiモノクロなら600dpiが良いそうです。今まで600でカラー絵描いて潰れまくってました...。もっと早く知りたかった...。

2Dモデル用イラストの作製


2Dモデルは体のパーツを分割して、それぞれを別個に動かすことで、目をつむったり横を向いたりしているように見せています。
パーツを分割して描くため、全体のバランスを見ながら描くことが難しく、丁寧な下書きが必要です。(とはいってもハイライトとかはさぼっちゃいましたが…。)
ここまでくると「お絵描き」ではなく「作業」なのですが、心を無にして取り組みましょう。これも美少女に憑依するため…!



ということです完成です!!!4日かかりました!誰だ!簡単そうって言ったやつは!!!

分割して描くのが想像以上に大変で時間かかっちゃいました。パーツ分け考えたり、見えないところまで塗ったり、線画と色のレイヤーをひとまとめにしなきゃいけなかったりするのがめんどくさいことこの上なかったですね。この後美少女に憑依できると思えばモーマンタイですけど!



ちなみにパーツ分けはこのように行なっています。前髪は束ごとに分割するのが主流ですが、初めてなのでこんなもんで許してもらいましょう。

Live2d で動きを付ける


今までのは所詮準備段階。いよいよここからが本番です!
今回使用するLive2dはトライアルで42日間有料版と同じ機能が無料で使えちゃいます。一応フリー版もあるのですが、レイヤー数が決まっているので初心者には管理し辛いんですよね。

本当はこういうのを丁寧に解説するべきなのでしょうけど、あまりにも作業が膨大すぎて無理です。みなさん!Live2d作りたいならディープブリザード先生のLive2d解説を見ましょう。すごく分かりやすかったのであるぞ...!

【初心者必見】はじめてのLive2D①【基礎知識&目・口の動き】/ ディープブリザード - YouTube

リンク張るだけではなんなので、やったことをざっくり書いていきます。

Live2dでの基本的な作業は、パーツごとにワープデフォーマを作成→パラメータに登録→ワープデフォーマの頂点を移動させてキーごとに形状を作成です。
下の画像は前髪のワープデフォーマの例。


パラメータっていうのはこれです。丸いぼってんをキーといいます。それぞれのキーに形状を設定することで中間の部分を自動生成して滑らかに動かしてくれます。

目玉(4キー)、目の開閉(2キー)、口の開閉(11キー)、眉の上下(4キー)、顔の傾き(2キー)、顔の方向(8キー)、呼吸(2キー)の設定を行います。特に顔の傾きや方向を変形させるときは、顔パーツと上半身の体パーツを全て変形する必要があったので時間がかかりました。

これらの設定が終わったら物理演算設定に入ります。髪やネックレス、服などを自然に動かすための作業です。難しそうな字面ですが、揺れのパラメータとキーを設定して物理演算出力に追加するだけなので楽勝です。

反省点は、髪の毛のハイライトの描き込みが足りなかったことですね。基本状態なら隠れて見えないところでも変形させると見えてしまうので裏側までしっかりと描き込む必要がありました。後でハイライトを描きこんだ画像を差し替えたので大丈夫でしたけど、修正ってテンション下がりますよね…。

Vtube studio で動かしてみよう!


では早速、steamからVtube studioをダウンロードしてきましょう!Webカメラで表情をトラッキングしてLive2dモデルに反映させてくれるアプリです。無料版だとアイコンが表示されるので実用を考えているなら有料版を買ったほうがいいらしい。(私はお布施として有料版を買ったので、アイコンの表示が無いです。)

モデルの導入、カメラ設定など終わらせて…。



できました!!!
(動画の張り方分からなかったのでTwitterのリンク貼っときます→https://twitter.com/FF65402159/status/1430500101391224839?s=20

やっぱり自分で作ったものが動くと感動しますね。みなさんも自分の好きなキャラクターに憑依してみてください!

取得に失敗しました

2020年度 入部