執筆者: しげ
最終更新: 2021/03/06
こんにちは.この記事には宗教的な要素や攻撃的な表現が含まれます.苦手な方はブラウザバックを推奨します.
皆さんは「史上最高のWindows」という言葉を聞いたことがありますか?
かの有名なWindows 10の売り文句です.
でも皆さん少なからず思っているのではないでしょうか?
Windows 10って本当に「史上最高のWindows」なの?
私見を言わせてもらうと僕は「そうではない」と思っています.
Windows 10は「史上最悪のWindows」です.
なぜ「史上最悪のWindows」だと思っているかについてですが,
まず,バグが多い.
いえ,これが全てではないでしょうか.大半はこれです.
Windows 10は売り物のOSとは思えない欠陥OSです.これが最後のWindowsなんて笑わせますよね.
Windows 10は2015年夏に登場して,1年間Windows 7及びWindows 8.1より無償アップグレードが可能となりました(現在も可能みたいですが).
その初期からあるバグの一つに,タスクバーを右クリックして「ウィンドウを〇〇に並べて表示」という機能のバグがあります。ウィンドウが2つあれば左右や上下にきれいに2つに分かれてくれるはずなんですが,Windows 10ではなぜか3つに分かれます(まるで見えないウィンドウがもうひとつあるみたいです).僕はこの機能を使ってたので,フィードバックHubに直してくれ!って送りましたが,送って数年たった今でもいっこうに直りません.何のためのフィードバックなんですかね?きちんと反映してください.
通常,OSのバグはOSの初期リリースから時間が経つにつれて修正されていって最終的には少なくなります.素晴らしいWindowsであるWindows 7もリリース初期から1年程度はバグ祭りをしていたようです.ただ,Windows 10にはリリースから時間が経つという概念がありません.WaaS(Windows as a Service)という考え方です.Windows 10では月例のセキュリティ更新以外に,半年に一度提供されている機能更新があります.この機能更新ではWindows 10のバージョンが変わり,実質新しいWindows 10になったと言えます.そのため,これがまた初期リリースのような状態となり,バグ祭りが始まるわけです.半年に一度のバグ祭り.ヤマ○キ春のパン祭りですかね?
近年は機械学習を用いて段階的な更新の展開が行われているため,2年前ほど酷いということは聞きませんがそれは機能更新の話であり,月例のセキュリティ更新では毎月のように不具合が報告されています.Wi-Fiの誤作動やBSoD(ブルースクリーン),ユーザプロファイルの消失(したように見える)などです.これらは一般ユーザには大変迷惑な不具合です.Windows 8.1以前では月例のセキュリティ更新で不具合が指摘されていることは極めて稀です.これはGoogle検索で「Windows バグ」などと調べると予測候補でヒットするのが「Windows 10 バグ」だけであることからも分かります.「Windows 7 バグ」で検索しても,ユーザに実害のない些細な問題や,再現するのが困難な問題しかありませんし,絶対数も非常に少ないです.
ここで過去の中でもかなり酷いWindows 10の機能更新の不具合を取り上げておきます.
2018 April Update(1803)の機能更新では,USBポートがすべて反応しなくなり,オフィスなどで業務が滞ったという話も聞きます.これは立派なテロだと考えます.
2018 October Update(1809)の機能更新では,特定環境下でドキュメントフォルダの中身がすべて消失してしまったという話があります.中には数TBものデータを失ってしまったユーザもいたそうです.過去の思い出などがアップデート一つですべて失われると思うと恐ろしいものです(みなさんもバックアップを忘れないようにしてください).
Windows 10を使っていると頻繁に目撃するのが「Microsoft Edgeを使え」というメッセージです.Edgeの方が高速だとかWindows 10のために生まれた全く新しいWebブラウザだとか教えてくれなくてもいいです.使いたくて他のWebブラウザを使っているんです.Edgeはいりません.最近はChromiumベースのEdgeになったので,Google Chromeと大差ありません.よってGoogle Chromeを使えばいいのです.Microsoftアカウントと連携して嬉しいことなんてOneDriveくらいしかありません.Googleアカウントと連携すればGMail,Google Drive,You Tubeなど様々なメリットがあります.世の中はGoogleで回っています.Bing検索を改善してください.とても人前で使えるような検索エンジンではありません.ひょっとしたら悪いのはEdgeではなくBing検索なのかもしれませんね.
脱線しましたが,なぜWindows 10がMicrosoftの回し者なのか?ということです.
Windows 10にはMicrosoftからの広告を表示する機能が内蔵されています.例えば,Microsoft 365 Personalを契約しろだとかOneDriveを利用しろだとかを,エクスプローラの一部に表示します.とんだ害悪機能です.Edgeの初期設定を強制させる全画面ポップアップなどもこれに含まれます.一体どれだけユーザに迷惑をかければ気が済むのでしょうか.おすすめと称して勝手にMicrosoft StoreのCandy Crushなどをインストールするのもやめてください.作業の邪魔です.MicrosoftはWindows 10の機能を使ってOS上に広告を無尽蔵に出すことが出来ます.今こそユーザの設定により無効にすることが出来ますが,将来的にそれがなくなれば地獄絵図です.
Windows 10 Educationは教育機関向けのWindows 10で,子どもが利用するのが前提となっています.そのため,このようなユーザに誤った選択をさせそう(購入ボタンを押すなど)なポップアップやおすすめのアプリなどはすべて無効になっています.それが当たり前ですよ???ユーザを混乱させないでください.というか誤って購入させようとしているとしか思えません.
今やWindows 10の初期設定でもMicrosoftアカウントを設定しろと言われます.表向きはセキュリティ向上のためなどと言いますが,実際は商売がしたいだけなのではないでしょうか?Microsoftアカウントを登録しないためには,インターネットに接続せずに初期設定を済ませる必要があるのですが,そのための選択肢に「制限された設定で続行する」などと言ったよく分からない文面で色も薄く押しにくいボタンを押す必要があります.意図的に押しにくくしているとしか思えません.気づかないですし.
まとめると,Windows 10は月例のセキュリティ更新で不具合を出し,機能更新でバグ祭り,おまけにOSに広告を出す機能を搭載,不安定,ユーザに優しくないUI(購入させようとするなど)を備えた「史上最悪のWindows」です.私達は「Windows 10を使っているのではありません」.私達は「Microsoftに使われている」のです.
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