執筆者: しげ
最終更新: 2021/03/15
*この記事に書いてあることを実施した結果,生じた損害などに関して一切責任を負いかねます.自己責任で実施してください.
インターネットを使って検索すること自体は,皆さん誰もが行うことであり,レポートの参考文献を探しに行くこともあるでしょう.Windows 10では,標準でタスクバーに検索バーが表示されています.
この検索バーからコンピュータのアプリ,ファイルなどを検索できますが,Windows 8.1以降Web検索ができるようになっています.しかしこのWeb検索,Bing検索なんです!
え?Bing検索に問題があるの?って思う人もいるかもしれませんが,問題大アリです.
知りたい情報が出ません.これが致命的です.プログラミングをする人がプログラミングのための質問や情報を漁るとき,最初の1ページでどれだけの情報に出会えるか.Google検索は7割は役にたちそうな情報を提示してくれますが,Bingは3割も提示してくれません.
予測候補というものがあります.例えば「安倍●三」と入れると「安倍●三 ホームページ」とかそういうのです.Bing検索は,この予測候補が致命的で,他人を罵ったり,禁止用語が入っていたり,色々悲惨です.
本当?って思う人は「安倍●三」をBing検索に入れてみるといいでしょう.→https://www.bing.com
他にも,二次元のキャラクターを検索しようとしたときの予測候補がアウトです.例えば「渋谷凛」(アイドルマスターのキャラクター)を入れてみるといいでしょう.きっと後悔します.
検索のデモンストレーションとかでリアルタイムに検索しているときにこんな検索候補が出たら,疑われてしまいます.僕たちは紳士なのです!
上記の致命的な2つの問題点を抱えない検索エンジンで「Google検索」があります.必要な情報を手軽に手に入れられる検索エンジンです.→https://www.google.co.jp
Windows 10のWeb検索で,Google検索を使う方法がありますが,そもそもWeb検索のせいでアプリやファイルの検索が遅くなってしまうので,Web検索はWebブラウザを開いて行うほうが効率的だと思います.
一応,やりたい人もいるかもしれないので,Google検索をWindows 10のWeb検索に導入する方法に関するページへのリンクも置いておきます.→https://www.tipsfound.com/windows10/06011
この記事では,Windows 10のWeb検索自体を無効にし,高速化を図ります.そのため,Google検索したい場合にはWebブラウザ「Google Chrome」を導入することをおすすめします.間違ってもMicrosoft Edgeなんて使わないでください.
この設定では,Windowsに搭載されている「グループポリシー」機能を使用します.「グループポリシー」は主に企業のPCで使用されている,施設全体のデバイスの設定を統括管理するための機能です.WindowsのProエディション以上で使用できます(Homeエディションではできませんが,情報統括センターからWindows 10 Educationのライセンスを取得できますので,それでアップグレードすれば使用できます.大学構内に行けるようになってから試してみてください.生協からSurfaceを購入した人は元からProエディションなのでその必要はありません).
まずWindowsキーとRキーを同時押しします.すると
ファイル名を指定して実行という項目が表示されるので,「gpedit.msc」と入力して実行します.
この「グループポリシーエディター」が表示されます.コンピューターの構成>管理用テンプレート>Windowsコンポーネント>検索を開きます.
「Webを検索したり[検索]に(以下略)」ポリシーを設定します.
ちなみに,Cortanaうぜぇって人は「Cortanaを許可する」ポリシーも設定しておきましょう.永久追放できます.
「Webを検索したり[検索]に(以下略)」ポリシーを
有効
で設定してください.
「Cortanaを許可する」ポリシーを
無効
で設定してください.
設定できたらグループポリシーエディターを閉じます.
先程と同様にWindowsキーとRキーを同時押しして,ファイル名を指定して実行を呼び出し,「gpupdate」を実行します.黒い画面が表示され,少ししたら消えます.これで適用完了です.
以上,検索バーの動作を高速化する方法でした~.
正しく設定してもWeb検索が表示されるバグがある模様です.無能.
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