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ハーフブリッジ回路ができるまで その5

執筆者: 2D

最終更新: 3/5/2021

5.スナバ回路&ブートストラップ回路の導入(~2MHz)

ハイサイドのPchをNchに交換することにした。そこで生じるゲート電位の不都合※はブートストラップ回路で解決する。しかし、このときの回路ではノイズが激しく、電源電圧を9V以上にすると異常発振を起こして回路が燃えてしまう事がわかった。そこでスナバ回路を導入し、サージ電圧を低減するようにした。このスナバ回路の効果は素晴らしく、電源電圧を最大20Vまで引き上げることに成功し、動作速度では最大2MHzにも達した(数百mA以上を流す場合は500kHzまでだが・・・)。スナバ回路はRCD型を採用したが消費電流は10mA以下と、安定して動作してくれている。現在はこの回路が最新。

※Nchはゲート電位がソース電位に対して高い場合(しきい値電圧次第)にONする。しかし、ハイサイドをNchにしてしまうとソース電位が電源電圧と同じ電位になってしまい、ハイサイドをONするには電源電圧以上の電圧が必要となってしまう。一般に、回路内での最大電圧は電源電圧であるためこれでは不都合が生じる。
 
なお、スナバ回路の素子定数は実験的に決定したため、理論的な計算は行っていない。

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